北海道限定「サッポロ クラシック」の秋を彩る「サッポロ クラシック富良野VINTAGE」。今年も醸造開始を記念して、9月1日に上富良野産生ホップ投入式がサッポロビール北海道工場(恵庭市)で行われた。斉藤繁・上富良野町長と原田裕・恵庭市長が、上富良野から直送された摘みたてのホップを、ワールプールと呼ばれるビール醸造装置に投入、醸造開始を祝った。※動画はこちらの画像↓をクリックしてご覧ください。
(写真は、「サッポロ クラシック富良野VINTAGE」のホップ投入式に臨む斉藤繁・上富良野町長=右と原田裕・恵庭市長)
上富良野産の摘みたて生ホップを使用する「サッポロ クラシック富良野VINTAGE」は、今年が発売15年目。通常の「サッポロ クラシック」は、収穫したホップを使用するまでに数ヵ月から1年程度かかるため、ホップの球花を乾燥、粉砕、成形してペレット状にして保管する。このためホップの香気が少し変化する。一方、「サッポロ クラシック富良野VINTAGE」は、上富良野町の契約農家が収穫した摘みたて生ホップの球花を粉砕して、そのまま使用している。このため、生ホップならではのフレッシュな香りと爽快なグリーンの香りがそのまま醸造に生かされる。
契約農家がある上富良野町から工場のある恵庭市までは、約150㎞。農家が朝から夕方まで収穫したホップを、トラックで2~3時間かけて冷蔵輸送、翌日には使用される。ホップの総使用量と種類は非公表。
この日行われた投入式では、斉藤町長と原田市長が約4kgのホップをワールプール内に投入した。町長就任以降、2回目の投入式に臨んだ斉藤町長は、「コロナ禍3年目になるが、町内でもアルコール消費が伸び悩んでいる。コロナ禍が早く収まることを祈念しながら投入した」と話した。また、現在4期目で10数回の投入式を経験してきた原田市長は、「私を含めて10月の『富良野VINTAGE』を心待ちにしている愛飲家がたくさんいる。美味しいビールが恵庭市で作られていることを誇りにして、宣伝したい」と語った。
「サッポロ クラシック富良野VINTAGE」は、350ml缶と500ml缶でアルコール分は5%、純アルコール量は350ml缶14g、500ml缶20g、北海道限定で10月18日発売開始。オープン価格、9万ケース(大ビン633ml×20本換算)の販売を計画している。
(写真は、投入式後のフォトセッション)