ダイイチ(本社・帯広市)は、札幌市白石区の「白石神社前店」(本通13丁目北3-39)を6月11日にリニューアルオープンさせた。この日は、開店前から買い物客が行列をつくり、駐車場は終日混雑した。新型コロナの感染者数も落ち着き始めたことから、活気のあるリニューアルオープンとなった。(写真は、精肉コーナーの毎朝挽きたての超鮮度をアピールしている挽き肉)
(写真は、惣菜のチキンコーナー。新登場した「ロティサリーチキン」は100パック完売=いずれも許可を得て撮影)
今回のリニューアルは6年ぶり。冷ケースの入れ替えのほか、生鮮食品(青果、水産、精肉)の品質や品揃えを見直し、惣菜の強化も図った。リニューアルオープンのチラシを見ると、ダイイチが店内調理に力を入れていることが分かる。食品スーパーの多くが工場での集中調理で生産性と品質管理を向上させ、人手不足に対応している取り組みとは一線を画す。
チラシには、『真心込めて店内調理』と書かれており、店内で炊いたもち米と十勝産小豆100%を使った「手造りおはぎ」(5個、本体価格598円)や札幌市東区の町中華の名店「サウスヴィラ」監修のたれを使用したザンギ(100gあたり本体価格158円)、毎日店内で加工している自家製干物、店内加工の厚切り魚漬などが紹介されている。「超鮮度」を強調しているのが、挽き肉。100%北海道産、100%生肉を使用、毎朝店内で挽いていることをアピールしている。
惣菜商品として新しく取り扱い始めたのが、「ロティサリーチキン」(1羽本体価格780円)。骨付きの鶏を低温でゆっくり時間をかけながら焼くため、余分な脂が取り除かれ、ヘルシーなチキンとして需要が伸びている。この日は予定していた100パックが早々に完売した。レジは、通常レジに加えてフルセルフレジを6台導入。昨年11月にオープンした「平岸店」(札幌市豊平区)に次ぐ導入(「平岸店」は10台)。ダイイチでは、リニューアルによって売り上げを10%強伸ばしたい考え。
(写真は、リニューアルオープンした「ダイイチ白石神社前店」)