ダイイチ(本社・帯広市)は、札幌市内の「白石神社前店」(白石区本通13丁目北3-39)をリニューアルする。あす6月8日から10日(金)まで3日間休業、11日(土)にリニューアルオープンする。(写真は、ダイイチ「白石神社前店」)

「白石神社前店」は、2008年7月にオープンしたダイイチの札幌2号店。2016年7月に一部老朽化部分の手直しと売り場レイアウトを変更しており、今回は6年ぶりのリニューアル。当初は、3月中のリニューアルを計画していたが、半導体不足に伴う冷ケースの納入遅延で、6月にずれ込んだ。地球環境に影響の少ない冷媒を使用した冷ケースに更新するほか、コロナ禍需要に対応したMD(マーチャンダイジング=商品政策)を取り入れて品揃えを刷新する。

 生鮮3品(青果、精肉、水産)の鮮度、品質、品揃えの見直しのほか惣菜も強化する。惣菜類は店舗内のバックヤードで調理する「店内加工」が中心だが、新しいカテゴリーも導入する。チキン類の伸びが高いため、「ロティサリーチキン」(ローストしたチキン)も品揃えする。精肉では、冷凍ではない生肉の挽き肉が他スーパーとの差別化商品として注目されているが、リニューアルを機に朝に挽く、「朝挽き」も揃える。

「白石神社前店」は、年間約26億円の売り上げがあったが、隣接していた「恵佑会札幌病院」が昨年8月に移転(恵佑会第2病院は移転していない)、3%程度の落ち込みがあるという。今回のリニューアルによって10%強の売り上げ増を狙っている。
 ダイイチでは、「白石神社前店」に次いで「めむろ店」(河西郡芽室町)、「自衛隊前店」(帯広市)のリニューアルを予定している。


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