JR札幌駅西口の高架下商業施設「サツエキBridge」(札幌市北区北6条西5丁目1番地)が新幹線高架橋工事のため6月30日(木)に閉館することに伴い、テナントの閉店告知が始まっている。「TSUTAYA札幌駅西口店」が、同日の閉店を店頭に告知しており、今後、他のテナントも利用者への告知を始めるものとみられる。オープンから11年、「サツエキBridge」は営業を終える。
(写真は、6月30日で営業を終える「サツエキBridge」と「TSUTAYA札幌駅西口店」)

「サツエキBridge」の前身は、1995年の札幌駅高架化によって駅西口の高架下に開業した「ヨドバシカメラ」だった。その後、「ヨドバシカメラマルチメディア札幌」の移転開業により、2000年に後継テナントとして「ベスト電器」が入った。2011年に「ベスト電器」は店舗統合により移転したため、施設を運営する北海道ジェイ・アール都市開発(本社・札幌市西区)が施設を一新して開業したのが「サツエキBridge」。テナントは、1階に「DEPOツクモ札幌駅前店」、「サンマルクカフェ+RサツエキBridge店」、「札幌スポーツ館サツエキBridge店」のほか飲食6店舗、2階に「TSUTAYA札幌駅西口店」、「ダイソーサツエキBridge店」、「カメラのキタムラ札幌駅西口中古買取センター」が入った。

 今年に入って、新幹線高架橋工事の影響で閉館が具体化してきたことにより、「札幌スポーツ館」が2月27日に営業を終了。そして、今回、「TSUTAYA」が「サツエキBridge」閉館日に合わせて閉店することを店頭告知した。各テナントは、現在のところ閉店のお知らせ等を行っていないが、全テナントが閉店、前身の「ヨドバシカメラ」以来、27年間の商業施設としての役割を終える。ヤマダデンキ(本社・群馬県高崎市)が展開する「ツクモ」は、北海道では「札幌駅前店」しか営業しておらず、「ツクモ」店舗の今後にも関心が集まっている。
※2022年5月5日読者の指摘により記事一部修正しました。ヤマダデンキの本社は群馬県高崎市でした。ご迷惑おかけしました。



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