コープさっぽろ(本部・札幌市西区)は、「北広島店」(北広島市中央3丁目2-4)を建て替えるため5月20日(金)18時で閉店する。建物解体後に2階建ての新店舗を建設、2023年春の北海道ボールパーク開業に合わせてオープンさせる。(写真は、5月20日で閉店する「コープさっぽろ北広島店」)
「コープさっぽろ北広島店」は、1977年にオープンした店舗。築後、45年が経過し、建物や設備機器の老朽化が進んでいるため現在地でのスクラップ&ビルドを決めた。現店舗の延べ床面積は約1052坪(3474㎡)、売り場面積は約493坪(1628㎡)。過去には年間20億円前後の売り上げがあったが、老朽化による買い物環境の低下と競合店出店などによって、売上高は2016年度の17億7000万円から減少傾向にある。店舗の経常利益は2016年度は1200万円の黒字だったが、2017年度から2019年度は赤字に転落。ただ、2020年度、2021年度はコロナ禍による需要増で黒字になっている。
閉店に伴い、テナントの「クリーニングエース」は2021年12月26日に閉店、100円均一の「ワッツ」コーナーも2022年1月30日に閉店している。なお、隣接して営業していたホームセンター「DCMサンワ北広島店」は、2022年2月28日に閉店した。
閉店後に建物を解体して、2階建ての店舗を建設、1階のコープさっぽろ売り場は約700坪(約2310㎡)、2階には「無印良品」がテナント出店、売り場面積は約500坪(約1650㎡)を予定。「無印良品」としては、北海道最大級の店舗になりそう。総投資額は約20億円を予定している。北海道ボールパーク開業に合わせて新店舗を建設、北広島市の活性化に寄与する。まお、建て替え中は、「エルフィン店」(栄町1丁目4-1)まで送迎バスを運行する。
(写真は、年代を感じさせる「コープさっぽろ北広島店」の裏側)