「コープさっぽろ そうえん店」住民説明会開催、22年ぶり桑園地区に出店

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 コープさっぽろ(本部・札幌市西区)は、今年10月に新規出店する「コープさっぽろ そうえん店」(同市中央区北10条西23丁目1-1)の大規模小売店舗立地法に基づく説明会を開催した。会場となった円山会館(同区北1条西23丁目1-18)には、近隣住民ら約15人が出席した。(写真は、店舗建設が始まっている「コープさっぽろ そうえん店」)

 新設する「そうえん店」は、店舗建設地の近隣にあった旧「そうえん店」が2000年11月に火災の影響で閉店して以来、22年ぶりの出店になる。建設地は、札幌中央卸売市場札幌場外市場の近くで、コープさっぽろ「宅配札幌中央センター」の北10条西線を挟んだ北側。敷地面積約1199坪(3957・53㎡)のうち建築面積約662坪(2185・79㎡)を使って、鉄骨造2階建ての建物を建設。延べ床面積は1283坪(4235・77㎡)、店舗面積は1階に入るコープさっぽろが約416坪(1373・28㎡)、2階に入る物販店舗が約440坪(1452・83㎡)。 

 駐車場の収容台数は店舗前が62台、店舗からやや離れた場所に設置する駐車場が37台の計99台、駐輪場の収容台数は64台。駐車場への出入り口は、店舗前に2ヵ所、隣地駐車場に1ヵ所の計3ヵ所。店舗東側にある「どんぐり公園」側には出入り口を設けない。

 説明会では交通量調査の結果が報告され、近くの二十四軒手稲通と北10条西線の交差点の需要率は現状が0・199、開店後は0・279の予想となり、渋滞となる0・9を大幅に下回り影響は少ないとした。また、騒音の影響予測調査では、開店後も設備機器から出る音や駐車場利用の車から出る音を勘案しても、環境基準を下回ることが示された。

 出席した住民からは、北10条西線の信号設置についての見解や休憩スペースの有無、外構の植栽、駐車場の運用などについて質問があった。コープさっぽろの担当者は、住民要望があれば信号設置について共同提案する考えを示したほか、休憩スペースを設置すること、植栽は高さ50cm程度の生垣を施すこと、駐車場は買い物以外の利用者は有料にすることを検討しているとした。説明会は約30分で終了した。

 新店舗の設計、監理はスカイサイト(札幌市中央区)、施工は宮坂建設工業(本社・帯広市)札幌支社(札幌市北区)。工期は2022年4月3日から同年10月10日、届け出上のオープン予定日は同年10月23日(日)。土地は賃借で25年間の定期借地権を設定する。店舗は2021年11月にオープンした「やまはな店」(中央区南22条西10丁目1-1)と同タイプになる。

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