今朝採れ三浦半島「本春キャベツ」JAL便空輸、「イオン北海道」「東光ストア」5店舗で当日販売

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 JAL(本社・東京都品川区)グループは、神奈川県三浦市農協と連携、三浦半島で早朝に収穫されたばかりの甘くてふんわりと柔らかい新鮮な本春(ほんぱる)キャベツを、JAL便で空輸して札幌市内のスーパーで店頭販売する取り組みを4月末まで行っている。(写真は、3月25日に「イオン札幌平岡店」で行われたJAL社員による「本春キャベツ」の店頭販売サポート※撮影時のみマスクを外して対応=JAL北海道支社広報提供)
(写真は、今朝採れ「本春キャベツ」のコーナー=JAL北海道支社広報提供)

 JALグループが進めている「JALふるさとプロジェクト」の一環で、地域の魅力ある一次産品や特産品の販路拡大、流通を支援する取り組みの一環。今回の取り組みは、神奈川県にゆかりのあるJALグループ社員有志のコミュニティ「ふるさとの“わ”」のメンバーが三浦市農協と意見交換を重ねて実現したもの。「本春キャベツ」の販路拡大と、冬場に葉物野菜の流通が減少する北海道の野菜市場に貢献、併せてJAL航空貨物の新規需要を創出する狙いもある。

 3月18日から4月末まで週2便空輸して、イオン北海道(本社・札幌白石区)の「札幌平岡店」(同市清田区)、「千歳店」(千歳市)、東光ストア(本社・札幌市豊平区)の「大谷地店」(同市厚別区)、「真栄店」(同市清田区)、「平岡店」(同)の5店舗で販売。首都圏から地方への空輸タイアップ案件としては初めての取り組みとなる。各店舗では、「本春キャベツ」専用のスペースを確保、野菜ソムリエ資格を持つ神奈川県ふるさとの“わ”メンバーである客室乗務員が考案したレシピを店頭で配布する。価格は1玉税抜き298円、半玉同158円(各店共通)。JAL北海道地区広報によると、「どの店舗でも好調な販売」と言う。

 三浦半島の「本春キャベツ」は、1966年から農林水産大臣が指定する「指定産地」で、毎年3月から5月にかけて約310万ケース(1ケース10kg前後)を出荷しているが、これまで北海道市場にはほとんど流通していなかった。「金系201」品種に限定され、甘くてふんわり柔らかい食感が特徴で生食に向いている。

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