食品スーパー、ダイイチ(本社・帯広市)の2021年10月~2021年12月の第1四半期決算は、売上高120億5900万円、営業利益7億2200万円、純利益4億9800万円となり、前年同期比4・3%の増収、10・4%の営業減益、6・2%の純利益減となった。売上高営業利益率は、5・9%で前年同期より1ポイント低下した。(写真は、「ダイイチ平岸店」)
新規店舗として2021年11月6日に「平岸店」(札幌市豊平区)がオープンしたことによる増収効果や地域別・店舗別のきめ細かな販売戦略、価格戦略の展開、その他品揃えやサービス、接客に向けた継続的な取り組みの結果、売上高は前年同期間で4・3%増となった。
地域別の売上高は、帯広ブロック9店舗が51億3800万円(前年同期比0・2%増)、旭川ブロック7店舗が35億3500万円(同3・8%増)、札幌ブロック6店舗が33億8200万円(同12・0%増)となった。売上総利益率(粗利率)は、前年同期に比べ0・2ポイント改善し、25・6%になった。一方で、販売費・一般管理費は、原油高に伴う電気料金負担の増加や「平岸店」の出店にかかる一時的な費用発生により、前年同期比9%増の24億9800万円となり、営業利益減に結び付いた。売上高販管費比率は20・7%で、前期比1・1ポイントの上昇となった。