コメリ(本社・新潟市南区)はきょう2月2日、札幌市内2店舗目となる大型ホームセンター「コメリパワー北野店」(清田区北野3条5丁目28-31)をオープンさせる。札幌以外では既に「コメリパワー」7店舗を展開、知名度も上がっているが、札幌ではまだ認知度が低い。ホームセンターが集中している札幌で、プロ向け市場を開拓するとともに、一般家庭向けのリフォームや部屋のコーディネートなど、取り付け施工サービスを強化していく。※動画はこちらの画像↓をクリックしてご覧ください。

(写真は、2月2日に開店する「コメリパワー北野店」)

(写真は、「資材館」の店内)

「コメリパワー」は、売り場面積約2100坪(約7000㎡)以上の大型ホームセンター業態。プロからアマチュアまで対応できる工具、資材、DIY用品、園芸用品、作業衣料のほか、家電製品、ガーデニング資材、農業資材、インテリア、日用品、ペット用品、カー用品など1万点以上の商品を揃えている。一般的なホームセンターに比べて、日用品、家庭用品の売り場面積が小さく、資材や工具などの売り場が大きい。

 自社開発のPB(プライベートブランド)商品も電動工具からペールバケツまで幅広く揃えており、店頭商品の約45%がこうしたPB商品。また、いつでも低価格のパワープライスも特徴。これは、他店舗より価格が高ければ、他社の全国平均価格より10%引きで販売する価格保証。さらに、「商品プラスサービス」を付加価値として重視、店にあるすべての商品を取り付け施工することもポイントにしている。
(写真は、「リフォームセンター」)
(写真は、ガーデニングファニチャーのコーナー)

 他社ホームセンターとの違いの一つに、レンタル工具の種類がある。他社は、DIY向けが多いが、「コメリパワー」は、コンクリートカッターやランマー(転圧機)などが利用の上位という。また、修理整備も行っており、チェーンソーや耕運機のメンテナンスを行っているのも、差別化に繋がっている。

「コメリパワー北野店」は、こうしたパワー業態の強みを取り込んだ店舗で、天井高も高く、開放感のある売り場になっており、商品の棚配置も上段に展示、下段に在庫を並べて取り出しやすいようにしている。延べ床面積は約3486坪(1万1506㎡)、売り場面積は約2161坪(7134㎡)、駐車台数は231台。従業員は約50人で対応する。

 コメリの真柄圭太・執行役員パワー事業部ゼネラルマネジャーは、「昨年9月に『札幌発寒店』(西区)をオープンしたが、札幌の特徴は、ネットで注文して店舗で引き渡すケースが多いこと。月400件以上で、全国の『パワー』80店舗の中で2番目に利用が多い。『北野店』でもネットとリアルの融合を強化していきたい」と話す。またリフォーム施工を依頼する顧客が多いことも札幌の特徴としており、この分野も強化する予定。「北海道の先輩競合各社に学びながら、当社の強みを生かして顧客の役に立てるように取り組みたい」(真柄氏)としている。



20人の方がこの記事に「いいんでない!」と言っています。