北海道に本社を置く株式上場スーパー4社の2021年12月の売上高前年比は、ダイイチ(本社・帯広市)を除いて、アークス(同・札幌市中央区)、イオン北海道(同・同市白石区)、北雄ラッキー(同・同市手稲区)の3社が前年を割り込んだ。(写真は、「スーパーアークス山鼻店」)
アークスの売上高は、全店ベースが前年同月比97・6%、既存店ベ―スが97・5%となり、2ヵ月連続で前年を割り込んだ。客数は、全店が97・9%、既存店が97・7%、客単価は全店が99・8%、既存店が99・7%。
北海道6社の売上高は、全店、既存店ともに97・5%と、こちらも2ヵ月連続で前年割れだった。客数は、全店、既存店ともに98・0%、客単価は全店、既存店ともに99・5%。東北3社の売上高は、全店が98・3%、既存店が98・0%となり2ヵ月連続の前年割れ。客数は、全店が97・9%、既存店が97・6%、客単価は全店、既存店ともに100・4%となり、2ヵ月ぶりに前年を超えた。
イオン北海道の売上高は、全店ベースが前年同月比98・7%、既存店ベースが98・9%となり、2ヵ月連続の前年割れになった。衣料部門(レディース、服飾、キッズ、インナー、メンズ)は全店、既存店ともに106・7%となり、こちらは2ヵ月連続で前年を超えた。食品(グロサリー、デイリー、農産、水産、畜産、デリカ、催事)は、全店が98・3%、既存店が98・5%となり、2ヵ月連続の前年割れ。住居余暇(家電、文具、サイクル、携帯電話、ホームファッション、ヘルス&ビューティーケア)は、全店、既存店ともに96・1%、こちらも2ヵ月連続の前年割れになった。
ダイイチの売上高は、全店ベースが前年同月比103・7%、既存店ベースは100・0%となり、4社の中で唯一前年を超えた。2021年11月6日にオープンした「平岸店」(札幌市豊平区)が、売り上げ増に貢献した。また、既存店でも11月の前年割れから盛り返した。部門別では、青果102・4%、水産100・2%、畜産102・1%、惣菜109・0%、デイリー109・0%、一般食品103・2%、日用雑貨100・0%、その他97・7%。客数は103・9%、客単価は99・9%。
北雄ラッキーの売上高は、既存店ベースが前年同月比96・5%だった(全店ベースも同じ数値、以下同じ)。年末の帰省需要により、地方店舗の高級食材の伸びが高かったが、衣料は苦戦した。客数は94・4%、客単価は102・3%になった。