新幹線高架橋工事で「サツエキBridge」一部店舗閉店

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 北海道新幹線札幌駅の高架橋工事のため、JR札幌駅西側の高架下にある商業施設「サツエキBridge」(札幌市中央区北6条西5丁目1番地)の一部店舗が閉店する。まず、「札幌スポーツ館サツエキBridge店」が2月27日(日)に閉店する。駅高架下商業施設の「パセオ」も2022年10月に全面休館することになっており、札幌駅の商業施設が一時的に相次いで閉館する。(写真は、「サツエキBridge」)

 JR北海道(本社・札幌市中央区)は、2030年度の北海道新幹線札幌延伸に向け、既に一部駅施設の改修工事を進めているが、2022年度からは、新幹線高架橋工事に着手する。「パセオ」は、同時に進められる在来線高架橋の耐震補強工事の影響で2022年10月から3~6年間の全面休館が実施される。

「サツエキBridge」は、駅南側の1番線ホームを廃止して、新幹線高架橋を構築するため、2022年夏から通行不可となり一部施設が利用できなくなる。「札幌スポーツ館Bridge店」は、2月27日で閉店するが、その理由について《北海道新幹線札幌延伸に伴う高架橋工事及びサツエキBridge建て替え工事により》と告知している。

 駅西側の高架下商業施設は、1990年の札幌駅高架化全面開業の後、1995年に開業した。当初は「ヨドバシカメラ」や「ベスト電器」が入っていたが、移転によりそれぞれ退店。2011年にJR北海道の関連会社、北海道ジェイ・アール都市開発(本社・札幌市西区)が「サツエキBridge」としてオープンさせた。現在、「札幌スポーツ館」や「カメラのキタムラ」、「DEPOツクモ」など物販5店舗のほか「サンマルクカフェ」など飲食や店舗が入っている。

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