札幌市白石区菊水元町の南7条米里通が活気づいている。人気店の「くら寿司」と「業務スーパー」が開店したからだ。業種は違えど、2店舗ともに全国ブランドで市民の関心は高い。年の瀬に向かって高揚感が高まりつつある中、2店舗のオープンが更にこの地域に熱気を呼び込んでいる。(写真は、「くら寿司札幌菊水元町店」)
(写真は、「業務スーパー菊水元町店」)
南7条米里通と環状通の交差点付近に2店舗がオープンしたのは、12月9日。「くら寿司札幌菊水元町店」(菊水元町6条1丁目9-1)は、昨年まで「平禄寿司札幌菊水元町店」と「定食屋ジンベイ菊水元町店」が建っていた場所に、新たに建設された。蔵を模した白壁と黒い屋根が特徴的な店舗で、駐車場は満車状態が続く。
全国展開している「くら寿司」が最後の未出店地域だった北海道に進出したのは、今年7月。早くも3店舗目のオープンとなったが、「新しもの好き」の札幌市民に「くら寿司」人気は続いている。
「業務スーパー菊水元町店」(菊水元町5条2丁目2-8)は、「タイムズ駐車場菊水元町5ー2」跡地に建設された建物に入ってオープンした。一般のスーパーよりも品揃えは少ないが、グロサリー商品(加工済み食品、一般食品)の安さは目を見張る。
札幌市内に「業務スーパー」が登場してから8年になり、この店舗は10店舗目で認知度も高まっている。「何かがある」という発見めいた買い物ができるわくわく感は、一般スーパーではなかなか味わうことができない。小さくても買い物客を引き付ける理由は、そうしたところにありそうだ。
師走の菊水元町にオープンした全国ブランドの2店舗は、年の瀬特有の高揚感をさらに高める役割を果たすことになりそう。