新型コロナウイルスのPCR検査センターを展開している東亜産業(本社・東京都千代田区)は、同センターを半額専門店「TOAmart(トーアマート)」に順次転換している。北海道では札幌と帯広、函館のPCR検査センターを転換、更に大通公園のPCR検査センターも「TOAmart」に転換する見通し。(写真は、「札幌PCR検査センター」から転換した「TOAmart札幌店」)
東亜産業は、日用雑貨、美容・健康器具、食品などの企画開発・製造を行っており、グループ会社には、化粧品や医薬部外品のOEM生産、オリジナルNB(ナショナルブランド)商品の製造販売をしている東亜製薬(本社・佐賀県唐津市)などがある。東亜産業は、全国で新型コロナウイルスのPCR検査センターを開設、北海道でも2021年1月に「札幌センター」(中央区南2条西4丁目清水ビル1・2階)を開設したのを皮切りに、帯広や函館、旭川、稚内でも展開してきた。
同社は、2021年11月からディスカウントストア「TOAmart」を新規事業としてスタート、北海道では、「札幌センター」を11月1日に「TOAmart札幌店」に転換、「半額専門店」を掲げて雑貨、衣料品、日用品、飲料、菓子、美容グッズなどを販売している。「帯広センター」や「函館センター」も「TOAmart」に転換しており、近日中に「大通公園センター」(札幌市中央区大通西12丁目4-99)も1階から5階を使って「TOAmart大通公園店」に転換オープンさせる予定。
半額専門店と銘打つように、低価格の商品が段ボールに山積みされて販売されているが、「半額」の意味が不明確。常時半額で販売すれば半額が通常価格ということになってしまう。「ディスカウントストア」ではなく、「半額専門店」を冠に使った「TOAmart」は、どこまで店舗数を増やすか。