ダイイチ(本社・帯広市)は、きょう6日午前8時に「ダイイチ平岸店」(札幌市豊平区平岸1条12丁目1-35)をオープンさせた。白石藻岩通沿いに立地する本格的な食品スーパーで、約1・5㎞南にある「ビッグハウスエクストラ」(平岸1条22丁目2-15)の対抗軸となりそう。(写真は、「ダイイチ平岸店」)
(写真は、オーソドックスな品揃えを重視した店内)
ダイイチは2004年7月に「八軒店」(西区)を出店して札幌圏に進出。2008年7月「白石神社前店」(白石区)、2011年6月「発寒中央駅前店」(西区)、2013年11月「清田店」(清田区)、2015年4月「恵み野店」(恵庭市)をコンスタントに出店してきた。札幌圏5店舗の売上高は、109億9200万円(2020年9月期)。
「平岸店」は、札幌市内5店舗目で、「清田店」以来、8年ぶりの新規出店。店舗面積は約624坪(約2060㎡)で、「白石神社前店」とほぼ同面積。「食材の宝庫、十勝生まれのスーパー」を前面に打ち出しており、「十勝川西長いも」や十勝小豆100%の「おはぎ」、帯広名物豚丼の「とん田」から焼き方を直接指導してインストア生産している「豚丼」、十勝生まれの卵なども揃えている。レジはセミセルフレジが14台、札幌圏初導入の完全セルフレジが6台。
ダイイチの若園清社長は、「ウィズコロナの時代にお客さまに無駄をさせることはできないため、適正な量目を提供する本格的な食品スーパーとしてアピールしたい。店内には高価な商品や奇をてらったような商品は置かず、オーソドックスで生活に欠かせない商品を品揃えする。お客さまへの提案力を磨き、鮮度、品質、品揃え、量目、納得していただける価格の5つのポイントを訴求したい」と話した。
「ダイイチ平岸店」と11日にオープンする「コープさっぽろやまはな店」(中央区南22条西10丁目1203-6)を含めて白石藻岩通沿いには、食品スーパーが5店舗並ぶことになるが、面積や品揃えで「ダイイチ」は最大規模。ラルズ(本社・札幌市中央区)の旗艦店舗「ビッグハウスエクストラ」の対抗軸となりそうで、ダイイチVS.ラルズの競争も展開されそうだ。