全日本食品(本社・東京都足立区、以下、全日食)の子会社で札幌市を中心にスーパー事業を行っているスーパーエース(本社・札幌市東区)は8日、「スーパーエース北34条店」(同市北区北33条西4丁目2-1)をオープンさせた。9月30日で営業を終えた「丸正食品・北34条店」を承継したもので、スーパーエースでは品揃えを充実させて買い物客の利便性を高めていく。(写真は、8日にオープンした「スーパーエース北34条店」)

 店舗は、札幌市営地下鉄「北34条駅」に直結している「北34条ターミナルビル」の地下1階で、2番出口の踊り場付近に出入り口がある。「丸正食品・北34条店」は、ここで約16年間営業してきたが、コロナ禍の影響で来店客が減少、閉店を余儀なくされた。丸正食品が全日食のボランタリーチェーンに加盟していたことから、全日食に店舗の承継を打診、スーパーエースが店舗を賃借して引き受けることにした。

 9月30日で一旦閉店し、1週間後の10月8日に営業を再開。生鮮食品のうち精肉や水産品は、全日食北海道支社(恵庭市戸磯47-9)のセンターから一部供給を受け、弁当・惣菜類は「スーパーエース30条店」(札幌市東区北30条東8丁目1-2)から一部供給を受けて品揃えを増やした。

 スーパーエースの執行役員店舗管理部長で「スーパーエース30条店」と「同北34条店」の店長を務める濱中健氏は、「昼の時間帯は足元の年配客、夕方からは地下鉄やバスで通勤・通学する人たちの利用が多かった店舗なので、品揃えを強化して利便性を高め利用客を増やしたい。また、『コストコフェア』などを実施して集客を図っていく」と話している。なお、初年度から黒字を予定している。営業時間は、月~金曜日が10時~21時45分、土曜日・祝日は10時~21時15分、日曜日定休。



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