ツルハホールディングス(HD、本社・札幌市東区)の子会社ツルハ(同・同)が発祥の地・旭川で建設を進めていた「ツルハ旭川中央ビル」(旭川市1条通8丁目)が完成、23日に落成竣工式が行われた。午前8蒔50分に関係者によるテープカットが行われ、同9時には「ツルハドラッグ旭川中央店」と「壺屋 ときの杜 買物公園店」がオープンした。3階から最上階の17階まで入る「ホテルアマネク旭川」は、10月8日(金)に開業、2階には旭川市の「親子広場」が来秋オープンする。※動画はこちらの画像↓をクリックしてご覧ください。

(写真は、「ツルハ旭川中央ビル」のテープカット。左から旭川市・表憲章副市長、ツルハ・八幡政浩社長、ツルハHD・鶴羽樹会長、ツルハHD・鶴羽順社長、大和ハウス工業・富樫紀夫執東京本店マンション事業本部執行役員)

「ツルハ旭川中央ビル」は、JR旭川駅に近い旭川平和通買物公園沿いの旧「西武旭川店」A館跡地を利用してツルハが建設。鉄骨造の地下1階、地上17階建て、延べ床面積は約5070坪(1万6760・67㎡)、設計、監理はSCプランニング・T&N北海道設計事務所(札幌市東区)、施工はピーエス三菱(本社・東京都中央区)札幌支店(札幌市北区)とエスデー建設(本社・旭川市)の共同企業体。

「西武旭川店」は、1978年に開業したが、2016年9月末に閉館。その後、三井物産・都市開発(同・東京都港区)の仲介でツルハがそごう・西武(同・同都千代田区)より2018年3月に購入、2020年3月に着工していた。

 落成竣工式に出席した旭川市の表憲章副市長は、「買物公園の新たなシンボルなので、市も応分の協力をして買物公園や旭川の街が大きく発展していくように協調して取り組んでいきたい」と話した。ツルハの八幡政浩社長は、「旭川駅前の中心部に竣工したこのビルで、市と連携して地域の活性化と市民サービスの向上に向けて取り組み、地域振興の役割を担いたい。発祥の地でお役に立てることを誇りに思う」と述べた。また、ツルハHDの鶴羽順社長は、「旭川に育てられた企業なので、少しでもお客さまのお役に立てればと思う」と語った。
(写真は、吹き抜けの「壺屋 ときの杜 買物公園店」)

 1階の「ツルハドラッグ旭川中央店」は、医薬品、化粧品、日用品、グロサリー商品、お酒のほか、精肉、青果も扱っている。入り口近くにある壺屋総本店(旭川市)の「壺屋 ときの杜 買物公園店」は、25年ぶりに買物公園通に復活した店舗で、吹き抜けになっており、高さ8mの木に模した鉄柱が森の中にいるような雰囲気を醸し出している。スイーツとティーをかけ合わせた新感覚ドリンク「potea(ポティー)」をこの店舗限定で販売する。
 ツルハは、2018年7月にJR旭川駅スグの場所に12階建て「北彩都ツルハビルディング」を開業、「ツルハ旭川駅前店」、「ワイズホテル旭川駅前」、「乃が美はなれ旭川店」などが入っている。「ツルハ旭川中央ビル」は、2棟目の複合ビルの竣工になる。
(写真は、竣工した「ツルハ旭川中央ビル」)


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