月寒東ショッピングセンターの住民向け説明会、「ケーズデンキ」先行オープンで食品スーパー、リサイクルショップは遅れて開業

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 札幌市豊平区月寒東4条11丁目に新設される「月寒東ショッピングセンター」の大規模小売店舗立地法に基づく住民向け説明会が24日午後7時から月寒公民館で開かれた。建物設置者の日本エステートが店舗概要を説明、住民からは交通渋滞を懸念する声や冬場の交通事故が多発している地域であることなどから対処策の要望があった。(写真は、造成工事が進む月寒東ショッピングセンターの敷地)

 説明会には、八紘学園から土地を賃借して建物を設置する事業主体の日本エステートと企画設計のアイプランニング、コンサルのコムリサーチとともに出店者であるデンコードー(宮城県名取市)の開発担当者が出席。店舗予定地周辺の住民や学校関係者ら約20人が説明を受けた。

 
 月寒東ショッピングセンターは、3棟からなり核テナントとなるのはデンコードーがフランチヤイズ展開する家電量販店のケーズデンキ。他の出店者である食品スーパーとリサイクルショップは現時点では未定。ケーズデンキのオープン予定日は来年3月1日。

 
 営業時間はケーズデンキが午前9時から午後10時、食品スーパーが午前8時から午後11時、リサイクルショップは午前10時から午後10時が予定されている。駐車台数は454台。
 名称は、「おしゃれな名前に変更するかも知れない」(コムリサーチ)という。

 
 ショッピングセンターの出入り口は、前面にある道道西野白石線に4ヵ所、西側に当たる月寒東4条中央線に1ヵ所の計5ヵ所。交通量の多い西野白石線は4ヵ所のうち2ヵ所は右折侵入を禁止とし、店舗を出る際は、月寒東4条中央線を除いてすべて右折を禁止し渋滞が起こらないように配慮する。

 
 説明会に参加した住民や学校関係者からは、同ショッピングセンターの向かいにある北翔クロテックドーム(月寒グリーンドーム)でイベントがある場合に交通渋滞が激しいことや、同ショッピングセンター近辺の西野白石線では、この10年間で冬道の凍結による車両事故、人身事故が27件発生していることが指摘され、渋滞対策、冬場の交通対策に万全の配慮が必要という要望があった。

 
 説明会終了後に日本エステートの田口敏明常務は、「食品スーパーとリサイクルショップは、現在最終の詰めの段階。ただ、3月1日のオープンには間に合わずケーズデンキが先行してオープンする可能性が高い」と語った。

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