アークス(本社・札幌市中央区)グループのラルズ(同・同)は、「ビッグハウス大麻店」(江別市大麻ひかり町30-2)を「スーパーアークス大麻店」に転換する。インストアベーカリーや「さかなやの寿司」コーナーの導入、冷凍食品強化といった「スーパーアークス」の成功モデルを展開する。9月14日(火)から一時休業してリニューアル工事に入り、23日(木)午前9時にオープンさせる。(写真は、外壁を改装中の「ビッグハウス大麻店」)
「ビッグハウス大麻店」は、1998年に開業、今年が23年目。売り場面積は約890坪(直営部分は約780坪)。新設の「ビッグハウス」としては、「千歳店」(千歳市)、「花川店」(石狩市)に次ぐ3番目に開業した店舗。2006年に一度リニューアルしているが、今回は冷ケースなどを全面転換すると同時に外壁も補修、合わせてレイアウトや品揃えも変更する。
売り場では、これまで扱っていなかったベーカリーコーナーを新設してピザやパン、高級食パンなどを扱う。水産売り場では店内加工の「さかなやの寿司」コーナーを設け、冷凍食品の品揃えも大幅に広げる。改装投資額は約2億円。
「大麻店」の利用客は、40代ファミリー層が中心のため、「ビッグハウス」業態の特徴である「一物三価」(多く買えば安くなる値付け)の継続やファミリーパックなど量目にも工夫する。
同店のリニューアルによって、近くの自社店舗の売り上げが減ることを最小限にするため、現在、「ラルズストア大麻駅前店」(大麻中町26-18)をミニ改装中。同じ厚別通沿いにある「ラルズマート新ほくと店」(札幌市白石区川下4条1丁目1-1)のミニ改装も手掛ける。
ラルズの猫宮一久社長は、「これまでに改装した店舗は、買い物客に好評で売り上げを伸ばしている。『大麻店』の改装によって10%以上の売り上げ増を狙いたい」と話している。