9月上旬、札幌市内に初登場する大型ホームセンター「コメリパワー札幌発寒店」(西区)に続き、来春オープンする2号店「札幌北野店」(清田区、仮称)の看板が早くも掲げられた。札幌市の西と東の対角線上に並んだ店舗は、「コメリパワー」が定石とする東西挟み撃ちの出店スタイル。今秋に続く来春のオープンによって札幌市内のホームセンター勢力図が変化しそうだ。(写真は、2022年春開業に向けて建設が進んでいる「コメリパワー札幌北野店」)
来春オープンの「コメリパワー札幌北野店」(仮称)は、清田区北野3条5丁目57ー63の第一貨物札幌支店跡地約5490坪(1万8119㎡)を利用して建設されている。厚別・滝野公園通と北野里塚線の交差点の南西角地で、既に鉄骨は一定程度組み上がっている。
建物は2棟構成で、店舗面積合計は約2161坪(7134㎡)。A棟は約1191坪(約3932㎡)平屋建て、B棟は約779坪(約2572㎡)2階建てで2階は駐車場。2棟は中央で接続、行き来できるようにする。建物の建築主はコメリ(本社・新潟市南区)、設計、監理はアルファコート(同・札幌市中央区)、施工はエスデー建設(同・旭川市)。工期は2021年2月15日から同年12月20日となっている。
札幌市内では、まだ馴染みのない「コメリ」だが、既に苫小牧市や砂川市、帯広市、旭川市などでは「コメリパワー」が営業展開している。住宅設備機器やホームファッション、園芸、ペット、農業資材など、地域最安値の「パワープライス」とともに着実に地域でのシェアを増やしている。
札幌2号店となる「札幌北野店」には、既に「コメリパワー」の看板も掲げられた。1号店「札幌発寒店」開業によって「コメリパワー」ブランドも徐々に札幌にも浸透していく見通しで、2号店オープンの来春以降、「DCMホーマック」、「スーパービバホーム」、「ジョイフルエーケー」、「カインズ」などホームセンターのシェアが変化していきそうだ。