ホームセンターを展開するDCM(本社・東京都品川区)は、「DCMホーマック発寒追分通店(札幌市西区発寒9条14丁目516番地210)を17日にリニューアルオープンさせた。同店の近くには今夏、「コメリパワー札幌発寒店」(札幌市西区発寒10条14丁目1069ー1外)がオープン予定で、今度のリニューアルはその対抗策の意味合いがある。(写真は、リニューアルした「DCMホーマック発寒追分通店」)
(既に「コメリパワー」の屋上看板も設置された。「ホーマック」の看板も見えている=写真)

「DCMホーマック発寒追分通店」は、2013年5月29日にオープン。2階建てで1階が約2121坪(約7000㎡)、2階が約1818坪(約6000㎡)、店舗面積の合計は約3939坪(約1万3000㎡)。15年11月28日には、敷地内に食品スーパー「北海市場発寒店」がオープン、ホームセンターと食品スーパーの珍しい組み合わせが実現した。

 今回のリニューアルは、オープン以来ほぼ8年ぶりの大型改装。福祉サポートショップ「はぁ~とふるの森」を1階から2階に移したほか、2階には「つながるスマート家電 体験BASE」、人気の家電製品を集めた「なるほど家電」のコーナーをそれぞれ設けた。スマート家電とは、インターネットを通じて遠隔操作が可能な家電製品のことで、スマートフォンやタブレット端末を専用アプリと連携することで、リモコンがなくてもスマホや声で家電操作ができる。「つながるスマート家電 体験BASE」では、実際に触って試すことができる。
 また、「なるほど家電」のコーナーには、大画面テレビや調理家電、クリーナーなどアイリスオーヤマ(本社・仙台市青葉区)の製品を品揃えした。

 同店からJR函館本線の跨線橋を超えた北側には、コメリ(本社・新潟市南区)の大型ホームセンター「コメリパワー札幌発寒店」が既存の「ヤマダデンキ テックランド札幌発寒店」と集積してオープンする。コメリにとっては、札幌初進出となる基幹店舗。「DCMホーマック発寒追分通店」のリニューアルは、その対抗策となるもので、「コメリ」開業前から競争の火花が散っている。



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