ダイイチが札幌・八軒店(西区八軒10条東5丁目)をリニューアル、売場面積を拡充して店内照明をLED化

流通

 食品スーパーのダイイチ(本社・帯広市)は25日、札幌市内の八軒店(西区八軒10条東5丁目)をリニューアルオープンした。店内にあった札幌本部事務所や従業員用の食堂などのスペースを売場に変更して店舗面積を増やしたほか、照明をすべて消費電力の少ないLEDに変えた。また、通路幅も広くしてゆったりと買い物ができるようにしている。(写真は、リニューアルオープンしたダイイチ八軒店と広々となった店内)

 八軒店は、ダイイチの札幌進出第一号店で2004年に開業。年間売上高は20億円を超える収益店舗。同社が帯広や旭川、札幌で展開する21店舗の中でも2番目の売上高を保っている。

 今回、5日間休業して8年ぶりのリニューアルを行ったもので、店舗の建物と一体となっていた精肉売場横の札幌本部事務所と従業員の休憩スペースを取り壊して売場に組み入れた。また、店内照明をLEDに全面転換、通路に配置していたコンドラ類を撤去して本来の通路幅に戻すことによって「広々とゆったり買い物ができるようなレイアウトにした」(札幌ブロック長の及川尚史氏)。冷ケースや什器類は変えていない。

 八軒店の商品数はSKU(在庫保管単位)で約1万2000。ナショナルブランド(NB)とともに、ダイイチとオール日本スーパーマーケット協会(AJS)が共同開発したプライベートブランド(PB)「生活良好」やダイイチと食品会社が共同開発したPB「生活優選」も揃えている。同社は、8月からPBの店頭品揃えを増やしており、八軒店でのウエートも高くなっている。

 札幌本部事務所などは現在、屋上に設置したプレハブに一時移転、10月ころから隣接地に別棟を建設して完成後に移転する。

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