イオン北海道(本社・札幌市白石区)は、同社の2020決算年度(20年3月1日~21年2月28日)に販売した有料レジ袋収益金419万748円を各自治体に寄付、地域の環境保全活動に役立ててもらう。有料レジ袋収益金の寄付は、09年から開始して今年は13年目。(写真は、「イオン紋別店」)

 同社は、08年6月から、レジ袋の原料である石油資源の節約やレジ袋製造時のCO2排出量を削減するため、「イオン」、「マックスバリュ」などで食品レジ袋の無料配布を中止した。20年4月1日からは、食品レジ袋に加えて、衣料品や暮らしの品を含む直営売り場と小型食品スーパー「まいばすけっと」でもレジ袋無料配布を終了した。この結果、来店客のレジ袋辞退率は21年4月末時点で約86%になっている。

 09年から有料販売したレジ袋の収益金(売上金額から仕入れ原価、消費税を差し引いた金額)を地域に還元、自治体や団体に寄付して緑化や植栽の管理・清掃、環境保全などに役立ててもらっている。今回の419万748円を含めた累計の寄付金額は約9557万円になる。

 20年度分の自治体ごとの寄付金額は次の通り(寄付金額=有料レジ袋収益金)
◆札幌市 224万6181円
◆旭川市 25万1590円
◆釧路市・釧路町(釧路湿原国立公園連絡協議会) 18万2322円
◆苫小牧市 16万3240円
◆函館市(環境フェスティバル実行委員会) 13万670円
◆帯広市 11万4556円
◆千歳市(千歳消費者協会) 8万7026円
◆江別市 8万6954円
◆小樽市 8万2249円
◆登別市 6万5838円
◆滝川市(NPO法人まち・川づくりサポートセンター)6万3142円
◆新ひだか町 6万928円
◆岩見沢市 5万6806円
◆名寄市 5万4946円
◆北見市 5万1575円
◆室蘭市(室蘭を緑いっぱいにする会) 4万6540円
◆伊達市 4万1283円
◆北斗市 3万9074円
◆紋別市(もんべつ美しいまちづくり推進委員会) 3万6358円
◆根室市 3万2195円
◆石狩市 2万8847円
◆余市町 2万8535円
◆厚岸町 2万4563円
◆恵庭市(恵庭消費者協会)2万2154円
◆倶知安町 1万8937円
◆八雲町 1万8172円
◆留萌市(留萌環境ネットワーク) 1万6300円
◆日高町 1万5947円
◆北広島市(エコ・パートナーシップ北広島) 1万5438円
◆三笠市 1万5355円
◆共和町 1万3092円
◆士別市 1万2007円
◆栗山町 1万863円
◆池田町 1万774円
◆芦別市 9897円
◆赤平市(赤平消費者協会) 9884円
◆深川市 9632円
◆中札内村 9606円
◆清水町 7272円


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