イオン北海道(本社・札幌市白石区)は、2021年度から25年度(26年2月期)までの中期経営計画を策定、最終年度に食品部門で3000億円を売り上げて食品で北海道のシェアナンバーワンを目指す。(写真は、昨年7月24日にオープンした苫小牧市の「マックスバリュ日新店」)

 25年度の「ありたい姿」として、《「食」を基軸に便利で楽しく、健康な毎日の暮らしをお手伝いする、北海道のヘルス&ウェルネスを支える企業》を掲げ、イオン北海道独自の魅力的な商品と安全・安心、便利で楽しい店の追求を2本柱として強固な事業基盤をつくる。
 
 5年間の店舗政策は、食品業態を中心に新規出店69店舗、スクラップ&ビルド(S&B)6店舗を計画。食品スーパーの「マックスバリュ」は新規出店7店舗、S&B4店舗、「ザ・ビッグ」は新規出店2店舗、小型食品スーパー「まいばすけっと」は新規出店50店舗、「イオン」はS&B2店舗を予定。また、札幌圏で出店可能な中小型モデルの新業態店舗を新規10店舗予定、第1号は既に土地を取得している札幌市豊平区中の島1条8丁目の約1525坪(5035㎡)を利用することになりそう。5ヵ年間累計の店舗投資は590億円、インフラ投資は135億円、合計725億円を予定する。

 そのうち21年度(22年2月期)は、店舗投資に57億円、インフラ投資に109億円の合計166億円を投じる。仮に退店がないとすれば、25年度末の業態別店舗数は次の通り。カッコ内は20年度末の店舗数。
◆「イオン」 40店舗(40店舗)
◆「マックスバリュ」 74店舗(67店舗)
◆「ザ・ビッグ」 21店舗(19店舗)
◆「まいばすけっと」 91店舗(41店舗)
◆中型新業態 10店舗(0店舗)
 イオン北海道の食品スーパー重視の姿勢が鮮明になってきた。
 


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