大型ホームセンター「コメリパワー」が札幌初進出、21年12月「北野店」オープン予定

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 ホームセンターを全国展開しているコメリ(本社・新潟市南区)は、2021年12月1日の開業予定で、仮称「コメリパワー札幌北野店」をオープンさせる。札幌市内では、西区発寒にも店舗を計画しているが、「札幌北野店」が先行、札幌市内1号店になる見込みだ。(写真は、仮称「コメリパワー札幌北野店」の建設予定地)

「コメリパワー」は、住まいの困りごとを解決するトータルプロジェクトセンターの位置付けで、暮らしに必要な商品から仕事に役立つ商品まで豊富に品揃えしている。北海道には、苫小牧市2店舗のほか、砂川市、旭川市、帯広市、岩見沢市、名寄市に各1店舗の計7店舗展開しているが、札幌には進出していなかった。

「札幌北野店」は、札幌市清田区北野3条5丁目の「第一貨物札幌支店」跡地に出店する。厚別・滝野公園通沿いで北海道中央バス平岡営業所の向かい。当初は、20年5月に札幌市に大規模小売店舗立地法の届け出を行い、営業開始時期を21年5月としていたが、7ヵ月遅れの20年12月末に大店立地法を届け出、オープンも遅れ、21年12月1日の予定になった。
 
 敷地面積は約5490坪(1万8119㎡)で、そのうち建築面積約2657坪(8769㎡)を使い、鉄骨造平屋建て(一部2階建て)の建物を建設。延べ床面積は約3487坪(1万1510㎡)、店舗面積は約2161坪(7134㎡)。設計、監理はアルファコート(札幌市中央区)、施工業者は近く正式契約し2月中旬に着工する。
 
 札幌圏には、地場の「DCMホーマック」や「ジョイフルエーケー」、「スーパービバホーム」、「カインズ」など大型ホームセンターが集積している。コメリは、北海道で地方出店を先行させてきたが、満を持して札幌圏に乗り込む。西区発寒10条14丁目にも「コメリパワー札幌発寒店」の出店を予定しており、当面は札幌市の東西を押さえる戦略のようだ。

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