北海道経済産業局は、2020年9月の「北海道百貨店・スーパー販売動向」、「北海道コンビニエンスストア販売額」、「北海道専門量販店販売額」を発表した。それによると、前年10月の消費増税に伴う前年9月の駆け込み需要の反動とコロナ禍の影響で、百貨店や家電大型専門店、ホームセンターなどの販売額が大きく落ち込んだ。(スーパーも駆け込み需要の反動減を受けた=写真は「イオン岩見沢店」)
百貨店・スーパー販売額は、合計775億9900万円で、前年同月比は全店ベース9・4%減、既存店ベース9・5%減になった。百貨店販売額は、120億100万円で全店・既存店ベースともに31・2%減とコロナ禍の影響が大きかった5月以来の落ち込みとなった。内訳は、衣料品が39憶6900万円で全店・既存店ベース35・2%減、飲食料品が36億2800万円で同18・8%減、その他が32億3100万円で同18・8%減、身の回り品が11億7300万円で同38・7%減だった。
スーパー販売額は655億9800万円で、前年同月比は全店ベース3・8%減、既存店ベース3・5%減となった。内訳は、飲食料品が526億7300万円で全店ベース1・0%増、既存店ベース0・9%増、その他が95億4300万円で全店ベース16・6%減、既存店ベース15・9%減、衣料品が27億4800万円で全店ベース26・5%減、既存店ベース23・6%減、身の回り品は6億3400万円で全店ベース21・4%減、既存店ベース18・7%減となった。
コンビニエンスストアの販売額及びサービス売上高は、498億7600万円で前年同月比0・8%増だった。コロナの影響が出始めた3月以降、前年を6ヵ月連続で割っていたが、9月は持ち直した。総店舗数は2999店舗で前年同月より0・6%減。総店舗数が前年より減ったのは、昨年11月から11ヵ月連続。
専門量販店では、家電大型専門店が121億8800万円で前年同月比33・8%の大幅減。ホームセンターも104億8800万円と16・4%の減少となった。また、堅調に売り上げを伸ばしていたドラッグストアも、238億4000万円で4%減となった。いずれも昨年の駆け込み需要の反動を大きく受けた。
なお、店舗数は、家電大型専門店が92店舗で前年と同数、ドラッグストアは694店舗で前年より0・7%減、ホームセンターは214店舗で前年と同じだった。
詳細は、https://www.hkd.meti.go.jp/hoksr/depart_super/202009/index.htm