食品ボランタリーチェーン本部の全日本食品(本社・東京都足立区)の関係会社、スーパーエース(同・札幌市東区)は24日、大型ホームセンター「ジョイフルエーケー大曲店」(北広島市大曲工業団地7丁目3ー4)内に「スーパーエース大曲店」をプレオープンさせた。(写真は、24日にプレオープンした「スーパーエース大曲店」)
「ジョイフルエーケー大曲店」の店内では、オープン時の2003年10月からジャパンミート(本社・茨城県土浦市)が食品スーパーを展開してきたが、北海道では1店舗のみの展開で売り上げが振るわず、今年9月27日に17年間の営業を終了した。
スーパーエースは、その後継テナントとして出店したもので、売り場面積は従来通り316坪、フロア構成もそのまま踏襲した。ジャパンミート時代は精肉が売りの一つだったため、スーパーエースも精肉を充実させており、「肉の種類の豊富さと価格の安さで買い物客の期待に応えたい」と松谷智・大曲店店長は話す。鶏足(もみじ)豚の耳(ミミガー)、エゾシカ肉など他のスーパーではあまり置いていない精肉も揃えており、通常の5倍程度の精肉コーナーの広さになっている。
ジャパンミート時代の青果、鮮魚、惣菜のテナントを承継しており、スーパーエースの直営部分は精肉と一般食品、日配品、酒などのカテゴリーのみとなっている。レジはセミセルフレジを5台設置、スーパーエース専用のプリペードカード「rabbica」(ラビカ)も使える。プレオープンの24日からテレビ、ラジオのCMで31日のグランドオープンの告知を始めたが、新聞折り込みチラシは配付しない予定。
スーパーエースは、札幌市内で「美香保店」(東区)、「30条店」(同)、「屯田店」(北区)、「23条店」(同)、「北18条店」(同)、「月寒サンウェル店」(豊平区)の5店舗のほか、石狩市で「花川店」、江別市で「まるさん南町店」を展開しており、「大曲店」は9店舗目。スーパーエースの一番店は、「30条店」で年商約10億円。「大曲店」はそれに次ぐ年商8億円を目指している。