札幌市豊平区月寒東3条4丁目の東北通沿いに食品スーパー「スーパーエース月寒サンウェル店」が3日、オープンした。旧店舗の「サンウェル月寒店」が廃業するのを機に、食品ボランタリーチェーン本部の全日本食品(本社・東京都足立区)の関係会社であるスーパーエース(同・札幌市東区)が店舗を承継、約2ヵ月休業して店舗リニューアルを行って開店させた。(写真は、3日リニューアルオープンした「スーパーエース月寒サンウェル店」)

「スーパーエース」は、元々は札幌の松下が運営していた食品スーパーだったが、その後、滝川の菱栄商事、HGC(北海道グローサリーチェーン)と運営が代わり、HGCの破綻で全日食が経営するようになった。2016年に全日食は関係会社としてスーパーエースを設立、道内5店舗を引き継いだ。

 一方、サンウェルは全日食のボランタリーチェーンに加盟、12年6月から月寒東3丁目で店舗運営をしてきた。生鮮食品や惣菜の激安スーパーとして地域に根強い人気があったが昨年末に廃業。スーパーエースが店舗を承継することになり、このほど改装を経てオープンを迎えた。店舗照明をLED化したほか床材の張り替え、バックヤードの刷新などを行った。店舗面積はテント売り場を含めて約200坪(約660㎡)。

 スーパーエース執行役員で店舗運営部部長兼月寒サンウェルGMの星野優伸氏は、「サンウェルの強みだった低価格と品質の良さをアピールして地域の身近なスーパーとして営業したい」と話している。年間売り上げ目標は7億円。
 スーパーエースは現在、「美香保店」(札幌市東区)、「30条店」(同)、「23条店」(同)、「屯田店」(同市北区)、「花川店」(石狩市)、「北18条店」(札幌市北区)、「まるさん南町店」(江別市)を展開しており、「月寒サンウェル店」は8店舗目。


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