ラルズ、「ビッグハウス花川店」(石狩市)に2億円投じ大幅改装

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 アークス(本社・札幌市中央区)の子会社、ラルズ(同・同)は、「ビッグハウス花川店」(石狩市樽川6条1丁目5)の改装工事を行う。1996年11月のオープン以来、初の大規模なリニューアルになる。(写真は、大幅改装を行う「ビッグハウス花川店」)

 改装に伴い9月8日(火)15時で閉店、9日(水)から工事に入り9月中旬にリニューアルオープンする。什器や冷ケースの全面入れ替え、バックヤード改修など施設面の更新とレイアウトも見直し、「魚屋の寿司」の導入や冷凍食品の強化など昨年の「ビッグハウス新川店」(札幌市北区)、「ビッグハウスエクストラ」(同市豊平区)のリニューアルで行った商品マッサージも行う。投資額は約2億円。店舗面積は約1000坪で変更はない。

 明治乳業牧場跡地を取得してオープンさせた「ビッグハウス花川店」は、アークスグループのエルディ(本社・札幌市豊平区)が運営するホームセンター「カインズ花川店」(旧トステムビバ花川店)とのコラボ店舗。かつては年間約50億円を売り上げるラルズの一番店舗だったが、近隣に「ビッグハウス新川店」、「スーパーアークス星置店」(旧ビッグハウス星置店、札幌市手稲区)、「スーパーアークスエクスプレス」(同市北区)を出店したことで売り上げが低下、現在は年間約30億円規模となっている。

 ラルズは、リニューアル時に、単品量販型の「ビッグハウス」から品揃え強化型の「スーパーアークス」への転換を進めているが、「花川店」は買い物スタイルを見極めて「ビッグハウス」を踏襲することにした。同社の猫宮一久社長は、「リニューアルによって10%の売り上げ増を狙いたい」と話している。

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