札幌市東区北23条東8丁目2ー6の東8丁目篠路通(通称・北光線)沿いにあった「丸信ワタナベビル」跡地に、コンビニエンスストア風の建物が建設中だ。この種の建物の建設には、一般的に建築基準法確認済証と労災保険関係成立標などを外部に見えるように掲示するのが通例だが、この物件は一切掲示がなく謎。さて何ができるのか。
(写真は、札幌市東区北23条東8丁目の丸信ワタナベビル跡に建設中の建物。上が2020年7月9日現在、下が同年6月1日現在)
「丸信ワタナベビル」は、不動産業の丸信ワタナベが所有する1978年8月竣工の鉄筋コンクリート造の地上4階建て、オフィスとマンションの複合ビルだった。解体工事は丸竹豊建業(札幌市東区)が請け負い、本間解体工業(同市西区)、丸和青山工業(同市東区)、北真住設(同市豊平区)が2019年12月下旬から行っていた。
6月初めには更地になり新築工事が始まり、7月9日現在では写真のようにコンビニF社の店舗のような外観も見えてきている。しかし、この段階でも建築基準法確認済証、労災保険関係成立標、建設業の許可証などが外部に分かるように掲示されていない。そのため、コンビニ風ではあるものの、何が建設されているのか道行く人たちにも見当がつかない状況。できるまでのお楽しみと言えばそれまでだが、建築に不可欠な標識の掲示がないのは謎というほかない。