イオン北海道(本社・札幌市白石区)は、2019年決算年度(19年3月1日~20年2月29日)に販売した有料レジ袋の収益金825万4366円を、地域の環境保全に役立ててもらうため店舗所在の自治体や団体に寄付する。(写真は、イオン北海道本社)

 イオン北海道は、08年6月からレジ袋の原料となる石油資源の節約やレジ袋製造時のCO2排出量を削減するため、「イオン」、「マックスバリュ」などで食品レジ袋の無料配付を中止した。また、今年4月1日からは従来の食品レジ袋に加え、衣料品や暮らしの品を含む直営売り場と「まいばすけっと」のレジ袋も無料配布を終了した。4月のレジ袋辞退率は80%以上と高水準で推移している。

 食品レジ袋を希望する買い物客には、有料で植物由来材料を主原料としたバイオマスレジ袋を販売しており、その他のポリ袋についても順次バイオマス素材に切り替えていく。

 こうした有料レジ袋の売上金額から仕入れ原価と消費税を差し引いた収益金を、09年度から自治体や団体に寄付、緑化や植栽の管理、清掃など地域の環境保全に使っている。19年度分は、札幌市への394万956円、釧路市・釧路町への47万6514円など41自治体・団体に寄付する。09年度からの累計寄付額は約9100万円になる。


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