5月17日(日)で午後8時に全館閉店する商業施設「ラフィラ」(札幌市中央区南4条西4丁目)の地下1階に入っている「イトーヨーカドーすすきの店」が、閉店日までの売りつくしセール「最後の5日間!!」をきょう13日(水)から開始する。コロナ問題でスーパーなどが新聞折り込みチラシを自粛している中、セール告知チラシを折り込んだ。(写真は、「イトーヨーカドーすすきの店」)

「ラフィラ」の前身である「札幌松坂屋」は1974年にオープンしたが、当時はまだイトーヨーカ堂との関係はなかった。しかし、「札幌松坂屋」は業績低迷でイトーヨーカ堂と提携、79年に「ヨークマツザカヤ」となり、さらに94年には札幌松坂屋との提携を解消、イトーヨーカ堂の百貨店「ロビンソン百貨店札幌店」に移行した。

 その後、バブル崩壊や「大丸」の駅前出店などの影響で百貨店業態から脱却、2009年に専門店商業施設「ラフィラ」となり、地下食品売り場はデパ地下スタイルから現在の「イトーヨーカドーすすきの店」になった。以降、11年間にわたってススキノ地区の買い物需要に応えてきた。

「ラフィラ」閉店に伴って、同店も閉店セールを実施してきたが、13日からは「最後の5日間!!」として、最終営業日の17日夜8時まで実施する。食品2点が自由に選べる感謝のサンキュープライス(税抜き390円)のほか、期日限定の2~4割引商品が多数用意されている。

 全館閉店後は建物が解体され、2023年には新しい複合商業施設が誕生する。「イトーヨーカドー」の店舗は施設内に再出店する見通し。なお、「ラフィラ」最終日に予定していた全館閉店のセレモニーは、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため中止することになった。


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