ツルハ(本社・札幌市東区)は、旭川市4条通1丁目の仮称「旭川4条通1丁目複合施設」内に出店する。出店予定日は2020年12月25日。近隣にある「ツルハドラッグ西店」(4条通3丁目)を移転させ同店は閉店する。(写真は、解体工事中の旧「コープさっぽろ4条通り店」。解体後に仮称「旭川4条通1丁目複合施設」が建設される)

 仮称「旭川4条通1丁目複合施設」の設置者は旭川電気軌道(旭川市)。同社は1976年にこの土地を利用して商業施設を建設、同社グループだった旭友ストアー(同・旭川市)が店舗展開していた経緯がある。旭友ストアーは2010年に採算悪化で事業を停止、その後はコープさっぽろ(本部・札幌市西区)が店舗を承継、「コープさっぽろ4条通り店」として展開していたが、昨年9月20日で閉店、跡利用に関心が集まっていた。旭川電気軌道は建物の老朽化が進んでいたため今年に入って建物の解体工事に着手、新しい商業施設を建設することにした。解体工事を行ったのはエーケイ技工(旭川市)。
 
 建物はツルハが入る店舗と飲食店舗の集積となりそう。ツルハの店舗面積は約355坪(約1174㎡)。駐車場の収容台数は60台、駐輪場の収容台数は10台。営業時間は、最大で午前7時から翌午前0時となっている。
 ツルハは旭川が発祥の地で、現在49店舗を展開、他のドラッグストアを寄せ付けない牙城の地となっている。最近は新規出店よりも「旭川4条店」、「永山3条西店」など老朽化した店舗の建て替えなどスクラップ&ビルドを積極化している。今回の店舗もS&Bの一環。


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