サンドラッグ(本社・東京都府中市)の子会社、サンドラッグプラス(同・札幌市東区)が、25日(土)の開店予定で札幌の狸小路商店街に「狸小路4丁目店」(札幌市中央区南2条西4丁目)をオープンさせる。3月29日で閉店した免税店「ラオックス札幌狸小路店」跡に出店するもので、「サンドラッグ」は狸小路商店街に2店舗目を構える。(写真は、ラオックス店舗跡でオープン準備が進んでいる「サンドラッグ狸小路4丁目店」)
3月29日に閉店した「ラオックス札幌狸小路店」は、日本最大級の免税店ネットワークを構築している中国資本傘下のラオックス(本社・東京都港区)の店舗だった。2016年9月25日に閉店した「ダーツカラオケ館・狸小路新館」跡へ居抜き出店したが、新型コロナウイルスの感染拡大でインバウンドが急減したため3年半で閉店。その後、1ヵ月経たずに「サンドラッグ」が出店することになった。
サンドラッグプラスは、昨年末から札幌市内の出店を加速している。昨年12月20日に「平岡3条店」(清田区)を新設出店して以降、20年3月20日に「平岡7条店」(清田区)、27日には「北野4条店」(同)をそれぞれ居抜きオープンさせている。
もっか狸小路商店街は、インバウンドの入り込みがゼロで閑散としている状況。先行きの見通しが見えない中で、「サンドラッグ」は狸小路商店街で「狸小路2丁目店」(南3条西2丁目)に次ぐ2店舗目を構築、逆張りの出店戦略を取る。