セコマ(本社・札幌市中央区)の事業子会社、セイコーマート(同・同)の電子マネー機能付きポイントカード「Pecoma(ペコマ)」の会員登録者が2020年4月3日で100万人を突破した。「Pecoma」は、18年10月1日からポイントカード「セイコーマートクラブカード」に新たに電子マネー機能を付けたハウスカードとして発行を開始、1年半で大台を突破した。(写真は、セイコーマートの電子マネー付きポイントカード「Pecoma」)

「Pecoma」は、事前に現金をチャージすることで小銭を持ち歩く必要がなくなり、買い物でクラブポイント(税抜き100円ごとに1ポイント)も貯まる電子マネー機能付きポイントカード。セイコーマートのスマートフォン向け公式アプリ「セイコーマートアプリ」に「Pecoma」を登録すると、スマホでバーコードやマネー残高を表示することができ、カードレスで「Pecoma」のサービスを利用できる。

「Pecoma」の前身とも言える「セイコーマートクラブカード」は現在新規発行をしていないが、2000年の取り扱い開始から19年12月までに約508万人(Pecoma会員と合算)が登録している。貯まったポイントで景品に交換できる特典があるほか、お客のニーズを細かくキャッチするため購買データの分析に使用、リテールブランド商品(オリジナルブランド商品)の開発などに生かしている。

 セコマは、19年10月より始まった国の「キャッシュレス・ポイント還元事業」に参加、キャッシュレス決済の取り扱い拡大に取り組んできた。セイコーマート店舗でのキャッシュレス比率は19年4月の13%から20年3月は26%に増加している。現在、セイコーマート店舗で使用できるキャッシュレス決済サービスは「Pecoma」を含めて22種類となっている。



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