セコマ(本社・札幌市中央区)は1月末、札幌市中央区北1条西6丁目の損保ジャパン日本興亜札幌ビル地下1階に完全キャッシュレス決済の無人店舗「セイコーマート損保ジャパン札幌ビル店」を出店した。損保ジャパン日本興亜(本社・東京都新宿区)が自社ビル内に無人コンビニエンスストアを設置するのは今回が初めて。(写真は、「セイコーマート損保ジャパン札幌ビル店」が入る損保ジャパン日本興亜札幌ビル)

 この出店に際し、セコマと損保ジャパン日本興亜は「災害時における防災活動協力に関する協定」を締結した。この協定は、北海道で大規模災害が発生した場合、損保ジャパン日本興亜がセコマに対して必要な生活必需物資等の要請ができ、セコマはその支援要請に応じて必要物資を供給、災害時の早急な復旧・復興に貢献する。

「セイコーマート損保ジャパン札幌ビル店」は、この協定の足がかりとなる店舗。損保ジャパン日本興亜は、保険証券の電子化を推進するなど環境保護への貢献に努めている。今回の出店に際しては従業員にエコバッグの利用を呼びかけレジ袋を設置していない。セコマは、2020年7月のレジ袋有料義務化に先駆けてプラスチックごみ削減に取り組んでおり、「セイコーマート損保ジャパン札幌ビル店」を、レジ袋を設置しないモデル店にする。

 セコマは19年5月に三井住友海上火災保険(本社・東京都千代田区)と「災害時防災活動協力に関する協定」を締結、その一環として同保険北海道本部や札幌支店が入る札幌MTビル(中央区北3条西2丁目)1階にキャッシュレス無人コンビニを出店している。


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