イオン北海道(本社・札幌市白石区)は、3月1日のマックスバリュ北海道(同・同市中央区)との経営統合を見据えて本社屋の増強工事を行っている。現在のイオン北海道本社屋に隣接して増設工事を実施中で、竣工後には現在離れているマックスバュ北海道の本社機能を一元化、新生イオン北海道の拠点とする。(写真は、現在のイオン北海道本社屋=右と隣接して建設中の新社屋)

 現在のイオン北海道本社は、札幌市白石区本通21丁目南1ー10に所在。建物は4階建てで札幌拓殖倉庫(本社・札幌市中央区)が1982年11月に竣工させ、当時の北海道ニチイの本社が賃借して入居した。その後、マイカル北海道、ポスフールを経てイオン北海道の本社として利用されている。

 今回、イオン北海道とマックスバリュ北海道の経営統合で本社一元化を図るため、現社屋の隣接地に建屋を建設することにした。新しい建屋の建築面積は約166坪(約550㎡)で鉄筋コンクリート造の4階建て。延べ床面積は約666坪(約2200㎡)。建物の高さは15・097m。建築主は札幌拓殖倉庫で、設計、監理は岩田地崎建設一級建築士事務所(札幌市中央区)、施工も岩田地崎建設(同)。

 新社屋は新生イオン北海道が賃借、現社屋と新社屋を結ぶ渡り廊下も設置する予定。竣工は今年9月以降。竣工後の社屋のフロア構成や収容人数は現在検討中。

 マックスバリュ北海道の本社屋は、1986年ころに前身の札幌フードセンターが旧菱食北海道の建物を取得して本社にしたもの。イオン北海道との統合後の今年9月以降も会議用などに利用する予定。



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