恵庭市恵み野西2ー1の「イトーヨーカドー恵庭店」が今年9月29日で閉店して1ヵ月半、後継テナントに「ドン・キホーテ」、「イオン」の名前が浮上している。JR恵み野駅の東口に位置する大型商業施設だけに空き状態が長く続くことは好ましくない。ドンキかイオンか、あるいはそれ以外か、地域住民の期待は大きい。(写真は、「イトーヨーカドー恵庭店」が入っていた商業施設)

「イトーヨーカドー恵庭店」は、1982年に国鉄時代の恵み野駅開業に合わせてオープン。3階建て一部5階建ての建物の1階ワンフロアを利用した店舗だったが、今年9月に37年間の営業を終えた。土地建物は、1982年にノルテコーポション(札幌市中央区)が取得したが、2006年にDB信託(東京都千代田区)、11年に三菱UFJ信託銀行(同)、17年には新生開発(札幌市豊平区)に所有権が移転している。

 閉店から1ヵ月半、屋上の大型看板は白く塗られ、1階入り口には「Ito Yokado」の文字跡がわずかに残るだけでシャッターが固く閉ざされている。JR恵み野駅東口に直結している大型商業施設であり、閉店状態が長く続けば人口7万人を突破したばかりの恵庭市で恵庭駅に次ぐ乗降客第2の駅前の賑わいが失われてしまう。

 それだけに恵み野地区住民などからはイトーヨーカドーに代わる新店舗のオープンが待ち望まれている。閉店前から後継テナントとして噂に上っていたのが「ドン・キホーテ」。一時期、ドンキは「出店しない」と判断したようだが、再び出店可能性を探る動きに出ているという。また、「イオン」も出店の検討を進めているという。いずれも現時点では噂の域を出ないが、「ドンキ」か、「イオン」か、それ以外かーー住民の期待感が高まっている。



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