アークス(本社・札幌市中央区)の2019年3~8月第2四半期決算は、売上高2566億7300万円、営業利益59億7300万円で前年同期間比0・3%の減収、14・8%の営業減益だった。純利益も13・4%減の45億800万円。売上高営業利益率は2・3%で、前年同期間より0・4ポイント減少した。(写真は、4月27日に建て替えオープンした「スーパーアークス鳥取大通店」=東洋印刷提供)
3~8月の新規出店は、19年3月の「ビッグハウスししおり店」(気仙沼市、ベルジョイス運営)、建て替え新店は4月の「スーパーアークス鳥取大通店」(釧路市、福原運営)、改装はラルズ3店舗、ユニバース2店舗、ベルジョイス3店舗、道北アークス1店舗、東光ストア1店舗の計10店舗で実施した。
天候不順などによって全店売上高は前年同期間比99・7%、既存店売上高も同99・2%になった。配達配送費や人件費なとの販管費増もあって営業利益が減少。
部門別売上高は、食品が2153億4400万円(前年同期比99・9%)、酒類等194億2700万円(同98・6%)、住居関連116億4100万円(同99・9%)、テナント62億2900万円(同96・2%)、不動産賃貸収入26億1500万円(同99・8%)、衣料品8億4900万円(同102・2%)など。
財務面では、前年同期間に比べ買掛金が66億6600万円、短期借入金が16億8700万円、未払金が10億6900万円それぞれ増加して流動負債が650億4400万円と110億3900万円増加した。また固定負債のうち、長期借入金が前年同期間より11億4000万円増加して79億2800万円になった。これによって負債合計は908億400万円で116億3500万円増えた。なお流動資産のうち、現金及び預金は533億3200万円で102億5300万円増えている。
9月1日に株式交換で宮城県仙南地方を中心に9店舗展開している伊藤チェーン(本社・宮城県柴田郡柴田町)を子会社化、10月1日からは新システムの運用を開始している。通期予測は、売上高5200億円(前期比1・5%増)、営業利益148億3000万円(同0・1%増)、純利益100億円(同1・7%減)。