低価格スーパーの「業務スーパー」が岩見沢市に出店、ケヒコがFC運営

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 製販一体型の低価格スーパー「業務スーパー」が岩見沢市に出店する。「ツルハ岩見沢5条店」(岩見沢市5条東6丁目)のある敷地内に現在店舗を建設中で11月上旬にオープンする予定。(写真は、建設中の「業務スーパー岩見沢5条店」)

「業務スーパー」は、神戸物産(本社・加古郡稲美町)が展開する製販一体型の低価格スーパー。直営は2店舗だがフランチャイズ(FC)店舗として全国に831店舗展開している(2019年7月末現在)。北海道では、DCMサンワ(本社・青森市)が自社ホームセンター内で「業務スーパー」コーナー5店舗を設けているほか、Gー7スーパーマート(同・神戸市須磨区)が8店舗、京濱港運(同・横浜市神奈川区)の子会社ケヒコ(同・同)が3店舗それぞれ展開している。

 今回出店する岩見沢市内の店舗名は、「業務スーパー岩見沢5条店」でケヒコが運営する。店舗の建築主はアルファコート(同・札幌市中央区)で設計はプロ1(同・同)、施工はエスデー建設(同・旭川市)。建物の延べ床面積は約209坪で業務スーパーが173坪を使用、他に「ラーメンさんぱち」(約20坪、AMOURがFC運営)、理美容店(約16坪)が入る。「ラーメンさんぱち」は10月下旬にオープン予定。「業務スーパー」は、ドラッグストア跡などへの居抜き出店が多く、新築建物への出店は珍しい。

 岩見沢市内では、「コープさっぽろ」(コープさっぽろ運営)や「ザ・ビッグ」(マックスバリュ北海道運営)、「ビッグハウス」(ラルズ運営)のほか「生鮮市場」(北海道ジェイ・アール・フレッシュネス・リテール運営)、「卸売スーパー岩見沢店」(卸売スーパー運営)、「スーパーセンタートライアル岩見沢店」(トライアルカンパニー運営)など食品スーパーが競い合っている。「業務スーパー」は神戸物産のPB(プライベートブランド)などを扱う格安価格のスーパーのため、低価格競争が一段と激しくなりそうだ。

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