旭川や道北、道東で小型食品スーパーを16店舗展開しているダイゼン(本社・旭川市)は、23日(金)に「DZマート美幌店」(網走郡美幌町稲美89ー74)をオープンさせる。美幌町には、「スーパーアークス」や「コープさっぽろ」、「シティびほろ」などの食品スーパーのほかドラッグストアも複数展開しており競争は激しい。小型店で買い回りの良さをアピールして売り上げを確保する。(写真は、「DZマート美幌店」=ダイゼン提供)

 店舗は、国道243号線沿い。平屋建てで延べ床面積約262坪(865㎡)、売り場面積約223坪(737㎡)。旭川市内の「東光店」とほぼ同じ規模という。買い物がしやすいように買い物カート台数とスペースを従来店舗の2倍にした。キャッシュレス決済に対応するため、各種のクレジットカードや交通系電子マネー、WAONカードの支払いができるようにしている。年商は2億5000万円を計画。

 柴田貢社長は、「2016年6月に出店した『紋別店』(紋別市落石町3丁目)が好調なことから同様の商圏人口のある美幌町に出店することにした」と話す。同社の店舗は、旭川市内9店舗のほか名寄市、苫前郡羽幌町、枝幸郡枝幸町、富良野市、斜里郡斜里町、紋別市、紋別郡遠軽町、そして今回の美幌町の店舗で合計17店舗になる。

 なお、同社は10月の消費増税に合わせて20年6月まで実施される5%のポイント還元店舗の申請を行っており、対象店舗になる予定。同社は9月期決算だが、7月までの既存店は前年比104・5%で推移している。



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