アークス(本社・札幌市中央区)の子会社、ラルズ(同・同)は19日、石狩郡当別町樺戸町106番地11に「スーパーアークス当別店」をオープンさせた。約30年間親しまれてきた「ラルズストア当別店」から業態転換で売れ筋商品の品揃えを強化、イートインコーナーも新設して買い物やコミュニティ機能など地域ニーズに応える店舗にした。(写真は、「ラルズストア当別店」からリニューアルした「スーパーアークス当別店」)
(写真は、水産コーナーに新設した「さかなやの寿司」)
「ラルズストア当別店」は、元々は食品スーパー、コーセーの「ベスティ」店舗だった。1989年12月にラルズがコーセーを子会社化してストアネームを「ラルズマート」に転換したが、衣料品を扱っていたため「ラルズストア」に再び変更した経緯がある。
今回、ラルズが進めている「ラルズマート」、「ラルズストア」の「スーパーアークス」転換の一環として大規模リニューアルを実施、食インフラを支え、地域コミュニティの一端を担う役割を持たせた。店舗面積をやや広くして食品売り場は約535坪(1772㎡)、衣料品売り場を約130坪(430㎡)にした。フロアのレイアウトを変更して買い回り性を高め、レジの配置も変えた。
(写真は、新設したベーカリーコーナー)
(写真は、当別町産のコメを使用した特別純米酒「雪梟」)
水産コーナーでは、「スーパーアークス」の他店舗でも好評な味と鮮度にこだわった「さかなやの寿司」コーナーを新設、畜産コーナーでは「道民の森」の通り道になることからバーベキュー用の焼肉商材を豊富に揃えている。町内に焼きたてパンを量販するパン屋が少ないためイントスアベーカリーを新規に導入、焼きたてのピザも提供する。また、お客から要望の多かった冷凍食品を拡充させるため、ラルズの店舗としては最大規模のリーチイン冷ケースも導入した。
地元密着では、当別町産の酒造好適米「彗星」を100%使用した小林酒造の特別純米酒「雪梟(ゆきふくろう)」の限定販売や月形町産の納豆、当別町産の野菜コーナーも充実させた。
鎌田晴利店長は、「お客さまのアンケートで要望の多かった食材を揃え、地域に密着した店舗として運営したい。地元愛が強い地域なので地域の一員としてコミュニティ機能も果たしていきたい」と話している。営業時間は午前10時から午後9時(日曜日は午前9時開店)、駐車台数は103台。なお、ラルズは当別駅前に「ラルズマート当別駅前店」も展開、2店舗の相乗効果も狙う。