アークスとサッポロビールは、北海道命名150年記念事業の共同企画第2弾として、サッポロ生ビール黒ラベル「温泉缶」を2日からアークスグループが北海道と北東北で展開する331店舗で発売した。温泉宿泊券がペア40組に当たるキャンペーンも実施、観光振興に役立てるとともに北海道胆振東部地震の復興のため1缶1円を寄付する取り組みも行う。(写真は、サッポロファクトリーアトリウムステージで行われたキックオフイベント)
(写真は、東光ストア・サッポロファクトリー店の「温泉缶」陳列コーナー。右はアートディレクターの野村ソウ氏、左は高橋義宏店長)

 両社共同による150年事業は、2月に実施したサッポロ生ビール黒ラベル「名産缶」に続いて2回目。前回は北海道の食材や食文化の発信が目的だったが、今回は北海道と東北の地域の魅力を訴求するのが目的。

「温泉缶」と名付けられた350ml缶を含むサッポロビール全商品1500円以上(税別)購入したレシートを応募はがきに貼り、必要事項を明記して応募すると、抽選で北海道や東北の温泉宿泊券がペア40組に当たる。また、抽選で150人にアークスRARAカード1500ポイント分が付与される。

 2日、札幌市中央区のサッポロファクトリー地下1階アトリウムステージで発売キャンペーンのキックオフイベントが行われた。出席したラルズの猫宮一久社長は、「観光地を再発見してもらうことで北海道、東北の魅力を堪能してほしい。アークスグループが一丸となって北海道を応援していきたい」と話した。

 東光ストアの楠見秀一社長は、「各地域にある店舗を中心に北海道150年事業を後押しして地域活性化に寄与したい」と挨拶した。また、サッポロビールの生方誠司・上席執行役員北海道本社代表兼北海道本部長は、「このキャンペーンを通じて、知る人ぞ知るとっておきの宿をPRして観光需要を刺激したい。キャンペーンを通じて1缶1円を拠出、震災復興に役立てたい」と語った。

 パッケージデザインは、第1弾と同じくアートディレクターの野村ソウ氏(ワンダークルーが運営するスタジオワンダー専務)が担当。野村氏は、「工芸品である木彫りの熊をキャラクターにして北海道の地域性を表現するデザインにした。熊がニコニコと温泉に浸かりながらタオルを頭にのせて、とっておきの温泉を教えましょうということを示している」と述べた。「温泉缶」のキャンペーンは、12月2日まで。第1弾の「名産缶」は9000ケース(1ケース24本入り)を販売したが、今回は1万5000ケースの販売を見込んでいる。



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