セコマ(本社・札幌市中央区)は、北海道大学と「地域創生連携協定」を締結した。食の安全分野における製品の分析や商品の共同開発を推進し、地域経済、地域社会の発展と活性化に努めていく。DSC00228●提供用(写真は、地域創生連携協定を締結した北大の名和豊春総長=右とセコマの丸谷智保社長。セコマ提供)

 セコマは、既に北大COI『食と健康の達人』拠点のプロジェクトで豊富町産の牛乳を活用した低糖質アイスクリームの共同開発を進めている。妊婦や子ども、食が細くなった高齢者、食べることが難しい入院患者や栄養補給が必要な患者に、美味しく手軽に栄養補給してもらうことと食べる楽しさを味わってもらうのが目的。

 このように協働の取り組みが一部で進んでいるが、今回の地域創生連携協定によって、北大が有する研究・教育機能や知識・技術・ノウハウの集積とセコマグループのサプライチェーンの機能を連携させ、より幅広く北海道が抱える課題解決に向け協働で取り組めるようにする。

 具体的には、北大敷地内にセイコーマート店舗を設置して教職員、学生の福利厚生を充実させるほか北大の研究等を活用した商品開発、セコマグループから北大への品質検査委託、産学共同研究の実施、学生のインターンシップ受け入れ及び学生の就活・就業全般に役立つ講座の開講などが掲げられている。締結は4月23日付。


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