会員制倉庫型の大規模小売店舗として人気の「コストコ」に旭川進出の噂が出ている。北海道では現在、札幌市の1店舗のみだが、ここ数年2店舗の噂が絶えない。旭川進出は、実現するのか、噂で終わるのか。P1050561(写真は、札幌市清田区のコストコホールセール札幌倉庫店)

 コストコホールセール・ジャパン(本社・川崎市川崎区)が展開する「会員制倉庫型店」は、現在国内26店舗。北海道では、2007年に札幌市清田区美しが丘1条9丁目にオープンさせている。札幌店は道央高速道の北広島インターチェンジから近く、北広島市大曲の三井アウトレットモールなど商業集積地とも近く、好調な売り上げで推移している。

 2号店出店の噂は、ここ数年絶えず出ており、「1号店は札幌市の東部地域だから今度は石狩市や小樽市に近い場所が候補になる」、「江別市の大麻地区になる」など札幌近郊の市民の関心事のひとつでもある。

 それに加え、札幌出店から10年を越え、2号店出店も時間の問題とされる中、最近になって旭川進出の噂が広まってきた。旭山動物園近くの造成地が出店場所としてあがるほどだ。旭川市役所では「進出に関して全く話はない」としており、現段階では噂の域を出ないようだ。また、その造成地は大型物販店を建設できないことになっているという。
 
 コストコの出店基準は、敷地面積7000坪以上、建設面積4200坪、駐車台数は800台以上、半径10㎞で人口50万人以上。旭川市の人口は約34万人で出店基準からいうと厳しいのは確かだが、北海道第2の都市旭川にとっては経済効果は少なくないだろう。



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