旭川中心部で昨年9月末に閉店した旧西武旭川店の旧A館跡地を、地元旭川に本社を置くツルハが取得することになった。取得するのは全敷地の7割で、残り3割についても買い取る方向。ツルハは、全体計画は未定としているが、ツルハドラッグの出店は決まっている。IMG_0093
746F62DF-E41C-4A67-98CC-3903E1DFFD3D(写真は、ツルハが取得した西武旭川店A館跡地=フェンスで囲まれた一角)

 旧西武旭川店は、旧A館と旧B館からなり、セブン&アイ・ホールディングス(本社・東京都千代田区)子会社のそごう・西武(同・同)が運営してきた。一条通に面した旧A館は閉店後の昨年11月からそごう・西武が解体工事を進め、ほぼ更地の状態になっていた。

 敷地約969坪(3200㎡)のうち、営業時はそごう・西武は3割の敷地しか保有していなかったが、閉店が決まった後に買い増して7割まで所有。同社は本州企業を中心に売り先を探していたが買い手が見つからず、「旭川発祥のツルハが鶴羽樹会長の判断で取得を決めた」(地元メディア関係者)という。売買は2018年3月になる予定。敷地の3割は他の地権者が所有しているが、ツルハは地権者を集めて説明を行い同意があれば取得する意向。

 そごう・西武からの取得額は「公表できない」(広報)としており、活用策についても「ツルハドラッグの店舗を出店することは決まっているが、それ以外は未定」(同)。ただ、ツルハの店舗開発担当者が26日に市に説明した際には、低層階は商業施設、高層階はホテルが基本コンセプトだという。ツルハがJR旭川駅前に建設中の複合商業ビルと同じ形態になりそうだ。

 旭川市の西川将人市長は、「旭川の貴重な一等地なので地元の活性化に貢献する賑わいを創出して欲しい」とコメントした。
 なお、建物が残っているB館の土地建物は、地元の不動産・管工事業の前田住設(旭川市)が取得、フジタ(本社・東京都渋谷区)と組んで外国人観光客などに向けたホテル誘致を検討しているという。

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