旭川中心部で昨年9月末に閉店した旧西武旭川店の旧A館が解体され、ほぼ更地の状態になっている。12月中には土地売買も行われる見通し。地元資本が取得した旧B館の土地建物とともに次に向けた“顔づくり”が進むことになりそう。IMG_0093(写真は、解体工事がほぼ終了した旧西武旭川店の旧A館=白いフェンスで囲まれた敷地)

 旧西武旭川店は、旧A館と旧B館からなり、セブン&アイ・ホールディングス(本社・東京都千代田区)子会社のそごう・西武(同・同)が運営してきた。旧B館の土地建物は、地元の不動産・管工事業の前田住設(旭川市)が取得、外国人観光客などに向けたホテル誘致を検討している。

 一方、一条通に面した旧A館は昨年11月からそごう・西武が解体工事を進め、現在ほぼ更地の状態になっている。工期は12月31日までの予定で、解体は淺沼組北海道支店(札幌市豊平区)が行っている。
 
 前田住設は、旧A館の土地の一部も取得しているが、残りの土地についてそごう・西武は年内にも売却を終えたい考え。地元の建築業者と不動産業者などが食指を動かしていると言われているが、東京資本が有力という説も出ている。
 旧西武旭川閉店で賑わいの拠点をひとつ失った旭川中心部だが、ポスト西武を巡る動きが年明けから始まりそうだ。
 


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