丸井今井南館、2018年9月撤退へ

流通

 丸井今井南館(札幌市中央区南1条西2丁目)が、2018年9月末で閉館される見通しだ。同館を営業している札幌丸井三越(本社・札幌市中央区)が建物所有者との賃貸契約を更新しないためで、2002年11月の営業開始以来、16年で南館の灯が消える。20171107_142236 (2)(写真は、丸井今井札幌本店南館)

 南館は、高桑ビル(札幌市)が長崎屋札幌店として建設した建物で、その後長崎屋ビッグオフ札幌店として2002年まで営業を続けた。同年11月から丸井今井(当時)が高桑ビルから賃借、南館として営業を開始。2011年には札幌丸井三越が誕生、丸井今井札幌本店南館になった。

 地下2階、地上8階建てで売り場面積約2393坪(約7900㎡)。地下2階から5階まではMARUZEN&ジュンク堂書店(5階には北海道日本ハムファイターズや北海道コンサドーレ札幌のオフィシャルショップも出店)、6階は家具、7階は家具・学生服の売り場で8階は空きフロア。

 南館は、大通館、一条館、西館との連動性が低く、閉店による札幌丸井三越の業績への影響は少ない。今後は「MARUZEN&ジュンク堂」が営業を継続するかどうかに焦点が当たることになる。

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