札幌丸井三越(本社・札幌市中央区)が営業展開していた「丸井今井南館」(札幌市中央区南1条西1丁目)が8月26日で営業を終了した。地下2階から4階までのMARUZEN&ジュンク堂書店は営業を続ける。丸井今井撤退後のフロアは、貸し会議室大手のTKP(ティーケーピー、本社・東京都新宿区)が11月から貸し会議室、貸しホールとして運営する。20180828_170930(写真は、丸井今井南館が入っていた高桑ビル)

 同館は有限会社高桑ビルの所有で地下2階、地上8階建て、店舗面積約2400坪(約7900㎡)。1972年1月に竣工、「長崎屋札幌店」が入るなど一番街商店街の賑わいを発信してきたビル。札幌丸井三越は、長崎屋のディスカウント店「ビッグオフ札幌店」撤退後、旧丸井今井時代の2002年11月に南館をオープンさせた。
 地下2階から4階はMARUZEN&ジュンク堂書店に転貸、5階は北海道日本ハムファイターズや北海道コンサドーレ札幌のオフィシャルショップ、6階は家具売り場、7階は家具・学生服売り場として自社展開していた。

 撤退によって5~7階の売り場のうち学生服と日ハムやコンサドーレのショップは、新たにレバンガ北海道を加えて一条館9階に、仏壇・神仏具は同館8階、家具、カーテン・カーペットは同館7階、ベッドは同館6階にそれぞれ移り29日から営業する。
 MARUZEN&ジュンク堂書店は高桑ビルと新たに賃貸契約を結んで営業を続けるほか、5~7階はTKPが高桑ビルと賃貸契約をして約890坪(2937㎡)を11月から運営する。TKPの札幌市内の貸し会議室・貸しホールは12施設目。

 なお、8階はこどもクラブ、ギャラリーオオタカ、高桑事務所が入っている。丸井今井南館撤退に合わせて竹中工務店(本社・大阪市中央区)が高桑ビル改修工事を実施している。


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