アークス(本社・札幌市中央区)グループのラルズ(同・同)は、「ラルズストア北野店」(札幌市清田区北野3条2丁目)を「スーパーアークス北野店」に転換する。築28年が経過しているためリニューアルを機に最新業態に変更することにした。IMG_6867(写真は、ラルズストア北野店)

「ラルズストア北野店」は、1989年(平成元年)4月にオープンした店舗。同年3月に大丸スーパーと衣料系中規模店を全道展開していた金市舘が合併、ラルズが誕生している。合併にあたり金市舘は店舗部門を丸友産業として分離、実際は大丸スーパーと丸友産業の合併でラルズが誕生した。

 当時は出店規制が厳しかった大規模小売店舗法が施行されていた時代。北野店は金市舘が出店に向けて建設を進めた店舗で、合併後の最初の店舗としてオープンした。合併時に金市舘から継承した店舗の屋号を「ラルズストア」、大丸スーパーの店舗は「フレッティ」、「ラルズマート」としたため北野店は「ラルズストア」を使用した。設計はアトリエK(札幌市西区)、施工は中井聖建設(同市白石区)。

 今回のリニューアル工事の予定は、チラシと店頭で告知されており、8月22日(火)は午後3時で閉店、23日(水)から一時閉店し9月上旬にスーパーアークス北野店としてオープンする予定。これによってスーパーアークスの屋号を持つ店舗は15店舗になる。
 
 ラルズストア北野店から北野通の札幌中心部寄り約200mのところで産直(本社・札幌市厚別区)が、「北野店」を8月下旬にオープンさせる予定。一方、同じ北野通沿いで800mほど離れたところにあったマックスバリュ北海道(同・札幌市中央区)の「JOY月寒東店」は7月31日に29年の歴史に幕を閉じている。北野通沿い食品スーパーの戦力が変化する中、「ラルズVS.産直」の局所戦が展開されそう。


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