アインホールディングス(HD、本社・札幌市白石区)は、子会社のアインファーマシーズ(同・同)が展開しているドラッグとコスメの「アインズ&トルペ」を首都圏で積極展開する。合わせてオリジナルブランドショップ「LIPS and HIPS」のスタイルストアも今期中に銀座と有楽町に出店する。IMG_0244(写真は、2016年11月25日にオープンした『LIPS and HIPS』初の単独店である新さっぽろサンピアザ店)

「アインズ&トルペ」は、都心型のドラッグ&コスメの高質店舗。資生堂やカネボウ、コーセーなどの化粧品や化粧雑貨のほかアインファーマシーズのオリジナルブランドである『LIPS and HIPS』や『アユーラ』をコーナー展開している。16年4月末現在で道内外52店舗を展開。
  
 昨年7月に新宿東口に出店した新宿東口店が成功し、「この店舗がショールームになって首都圏の商業施設から出店依頼が多数寄せられるようになった。当社が想定した家賃の範囲内の要請が多いため出店環境は非常に良い」(アインHD大谷喜一社長)という。

 このため首都圏攻勢をかけることにして、11月7日には銀座1号店の「銀座並木通り店」を銀座グランドホテル1階に出店、店舗面積は約60坪。さらに、12月9日には東京都足立区に「北千住マルイ店」(125坪)、15日には横浜市に「コレットマーレ桜木町店」(312坪)をそれぞれ出店する。
「いずれも当社がお願いした家賃になっている。アインズ&トルペの粗利率(売上総利益率)は40%以上を目指しているが、現在の平均は36~37%。ほぼ計画通りに進んでいる」(大谷社長)
 12月下旬には、銀座2号店としてプランタン銀座地下1階に150坪の店舗を出店、17年11月ころには3号店として銀座6丁目にも出店する予定。さらに17年4月までにコスメのオリジナルブランド「LIPS and HIPS」のスタイルショップを有楽町と原宿の商業施設内に出店する。
  
「17年末までには銀座と有楽町でアインズ&トルペとLIPS and HIPSが合計4店舗になり、東京の一等地でのブランディングが一層強化される」(大谷社長)。
 16年4月期は、こうした物販事業の売上高は208億8300万円だったが、17年4月期は225億円、20年4月期には500億円を計画している。その時点での粗利率は42%を確保する。


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